トレーニング

ジョイントの役割 メリット・デメリットは知っておくべき

ここ最近野球関係者とのつながりが非常に多く、自分としても嬉しい仕事環境になってきました。

実は先日、ある野球選手との対談トークを行いました

その対談の様子はまた後日アップしたいと思いますね

先日の「パフォーマンスピラミッド」について書いたブログで、日本人のピラミッドの崩れ方が意外な方が多かったようで

色々とインスタやツイッターで質問をもらいました

今回から一つずつ深掘って見ていこうと思います

Joint by Joint Theory 関節の基本性質

ストレングス&コンディショニングにおいて有名なMike Boyleと

ファンクショナルトレーニングにおいて有名なGray Cookが提唱したもの

ざっくりと言うと、各関節には2つの役割がありますよというもの

その2つの役割というのが

①Mobility(可動性)※モビリティと発音
②Stability(安定性)※スタビリティと発音

例えば肩関節や股関節はMobilityの能力が優先的に高いことが望ましい

腰部や膝関節といった関節はStabilityの能力が優先的に必須である

この優先度がひっくり返ると、安定して欲しい体感が安定せず腰痛につながるということが往々にしてある

この2つの能力は基本中の基本なので、トレーナーはもちろんスポーツの指導者、そして選手自身も理解して欲しい

では、どのようなエラーが起きるのか?

よくMobilityとStabilityに類似して、実はエラーが生じるものがある

①Laxity(弛緩性)vs Mobility
②Rigidity(固定性)vs Stability

これらの代償の性質にいち早く気づきトレーニングを進めないと

いわゆる筋力だけに頼ったりする身体になってしまう

Laxity(弛緩性)

Laxity(弛緩性)※ラキシティと発音

これは先天的な関節そのものの緩さが大きいこと

要するにその関節を支えている筋肉がゆるく不均衡を生んでいる状態と言える

弛緩性が高い関節は、柔軟性が高いので一見いいように見えるが

実はそのゆるい中でスピードのある動き(通常のスポーツでの動きの速さ)において

怪我をしやすい状態になっている

また関節の位置覚が取りづらい状態なので、理想的なポジションから関節が外れることがある

Rigidity(固定性)

Rigidity(固定性)※リジディティと発音

これが発音しづらい(笑)

これは筋を無理やり固めている状態

バランスをとるときに息を止めて固めてしまうのがこの固定性に当たる

本来であれば脱力と筋力発揮のタイミングがきちんとなっていれば

楽に省エネで動ける身体になるのだが、意外と体幹トレーニングで「固める」意識の選手が多いのは事実

それぞれの対処法は?

では弛緩性と固定性に対する対処法について触れていく

Laxity(弛緩性)の対処法

先天的なものが多いので確実に治しきるとは断言できないが

まずは対象筋肉のエキセントリック収縮とアイソメトリック収縮を促す

特に関節の位置覚が乏しく、姿勢などが狂っている場合はアイソメトリックから取り組み

関節を保持する筋肉の存在を脳に伝える必要がある

また、感覚はあるもののどうも使う感覚が低いケースでは

エキセントリック収縮で筋繊維の伸びへの耐性を整えることが重要である

Rigidity(固定性)の対処法

これはかなりシンプルで答えは

動作中に「呼吸を続けているか?」ということに尽きる

バランス系のエクササイズで息を止めて体感の筋力でバランスを取ろうとすることが

そもそもブレーキかけたままアクセルを全開まで踏んで動いているような車みたいに

非効率な身体の使い方になっている

なので、自分がよくやるのが「雑談」である

エクササイズ中に会話を続けることで、呼吸が止まらずに済むから

呼吸が止まっていたらその選手やクライアントは固定性で安定しようとしている可能性がある

人間はもともと楽をしたがる

普段の生活や仕事中でもすぐに飽きたり楽にこなそうとしてしまう

ぶっちゃけこれは人間の特性なのであーだこーだは言いようがない

現にトレーニング界では「最小抵抗の軌道」といって、

人間の身体は常に抵抗の少ないところから動かすようになっている

という考え方のもと、トレーニングやスポーツをやっていくのが大事なことである

トレーナーとしていかに楽をしづらい環境でトレーニングをするか?がパフォーマンス向上の鍵となっている

※ちなみに、楽をしづらい=ルールでガチガチにするとか、根性系の練習で追い込むとかではなく、あえてバランスを崩しやすいところで行ったり、色々なツールを使って、そうならざるを得ない環境設定にすることがトレーナーの腕の見せどころとなってくるだろう

まとめ

・人間の関節は2つの役割(Stability、Mobility)がある

・それに類似した代償運動につながるLaxityとRigidityも存在する

・人間は楽をしたがる

仕事とかでもそうだが結局自分が楽したがることを理解し、いかに集中できる環境づくりができるか?

これが上手い人は結果を出せる人であり、効率よく身体を動かせる人になる

今回は関節の初歩的な役割とデメリットを書いていった

最後まで目を通して頂き、ありがとうございました!

林泰祐 CSCS、CSFC、CSAC

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